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「性のマイノリティ」について学ぼう!

更新日:2023年12月7日

「性のマイノリティ」について学ぼう!

 近年、性の多様性について理解が進み始めています。皆さんは、「性のマイノリティ」について理解していますか?

 今回は、「性のマイノリティ」について学んだり考えたりする際、知っていると理解がスムーズになる用語をご紹介します!

「マイノリティ」

 直訳すると「少数派」。特定の時代・環境・状況において「社会的に劣位におかれる集団」のことを指して用いられることがあります。

「性的指向」

 「性的指向」は、ある人が、誰を恋愛または性愛の対象とするかを表す言葉です。

以下のように、人によって性的指向のあり方はさまざまです。

・自分と同じ性別の人を好きになる人もいれば、違う性別の人を好きになる人もいるます。

・相手の性別を意識せず、その人を好きになる人もいます。

・誰にも恋愛感情や性的な感情を持たない人もいます。


「性自認」

 「性自認」とは、自分の性別についての認識のことをいいます。

 生物学的・身体的な性、出生時の戸籍上の性が「女性」であり、自分のことを「女性」だと考えている場合、生物学的・身体的な性、出生時の戸籍上の性と性自認が一致しているわけですが、そのような人を「シスジェンダー」といいます。

 一方で、生物学的・身体的な性、出生時の戸籍上の性と、性自認に違和感を抱いたり、一致しなかったりする人もいます。こうした人を「トランスジェンダー」といいます。

「カミングアウト」

 自身の性的指向や性自認について他者に伝えることを「カミングアウト」といいます。

 カミングアウトするかどうかは、本人の自由意志によるべきであり、カミングアウトしようとするのを止めたり、逆にカミングアウトを強制することは不適切です。

 カミングアウトを受けた場合は、落ち着いて話を聞き、受けとめることが大事だと言われています。職場での困りごとなどを相談された場合には、誰に伝えているのか、誰かに伝えてよいのかを確認しておくことも重要です。

「アウンティング」

 本人の同意なく、その人の性的指向や性自認に関する情報を第三者に暴露することを「アウティング」といいます。

 性的指向・性自認という機微な個人情報を意に反して明かされることは本人にとって非常に苦痛になりうる(強い不安感や緊張感を強いられる)行為であり、同僚などからカミングアウトされた場合等に、たとえ善意であっても、本人の同意なく、その情報を第三者(他の人事担当者、配属先や異動先などを含む)に伝えてしまうことは、アウティングに該当するため注意が必要です。

「LGBTQ+」

「LGBTQ」とは、以下の言葉の頭文字をとったもので、シスジェンダー(生物学的・身体的な性、出生時の戸籍上の性と性自認が一致している人)・ヘテロセクシャル(自分とは違う性別を好きになる人)が、「性的マイノリティ」となる人たちのことを広く指す総称です。

総称としての意味合いを明確化するため、「+」を付けて「LGBT+」とすることもあります。


LGBTQとは
頭文字 意味 
 L(レズビアン)  女性を好きになる女性
 G(ゲイ)男性を好きになる男性
 B(バイセクシャル)男性と女性を好きになる人
 T(トランスジェンダー)生物学的・身体的な性、出生時の戸籍上の性と性自認が一致しない人
 Q(クエスチョニング)性的指向や性自認が明確でない人

(※)このほかにも、パンセクシャル(相手の性別を意識せず、その人を好きになる人)やアセクシャル(誰にも性的な感情を持たない人)など、様々な性のあり方が存在します。

「レインボーフラッグ」

 6色(赤、オレンジ、黄、緑、青、紫)のレインボーフラッグは、LGBT+コミュニティの多様性を表現したもので、LGBT+ の尊厳を象徴し、支援や連帯の気持ちを示す旗です。プライド月間には、世界各地でレインボーフラッグがはためきます。

「アライ」

 英語の「ally(味方)」から来た表現で、LGBT+のことを理解し、支援しようとする人のことです。例えば、企業が「アライ宣言」を出したというニュースを時々見かけますが、これはその企業がLGBT+に対する理解・支援の姿勢を打ち出したことを意味します。

性的マイノリティに関する理解増進に向けて

全ての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、誰もが生き生きとした社会の実現に向けて厚生労働省では性的マイノリティに関する理解増進に向けた施策の充実に取り組んでいます。

詳しくはこちら

お問い合わせ

愛西市役所 市民協働部 市民協働課
電話: 0567-55-7113