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あしあと

    【市指定文化財】東條町西照寺の仏像

    • 更新日:2024年2月28日

    市指定文化財第30・31・32号

     令和2年3月26日に愛西市東條町にある西照寺に安置されている仏像3躯が愛西市指定文化財に指定されました。

     西照寺は複雑な変遷を持つ寺院で、指定された仏像はその美術性に加え、寺院や地域の歴史・宗教、過去の寺院間のつながりを現在に伝える歴史的な意味もあります。

    <西照寺の変遷>

     かつて、真言宗の大寺とされる「遍照院」という寺院がありましたが、1570~1574(元亀元~天正2)年に起きた長島一向一揆の際に焼失しました。その後、村内に「薬師堂」を造立して薬師如来像を安置しました。

     1934~1936(昭和9~11)年にかけて、現在のあま市甚目寺町より「西網之坊」が薬師堂に移転し、「西照寺」と改称されました。

    第30号 木造薬師如来立像

     名 称:木造薬師如来立像

     員 数:1躯

     時 代:平安時代前期

     由 来:遍照寺より伝わる仏像。言い伝えによると、長島一向一揆の際に地面に埋めて

         戦火から守ったとされています。 

         特徴は、通形の薬師如来像とは逆手となっている点です。

    第31号 厨子入木造聖観音菩薩立像

    名 称:厨子入木造聖観音立像

    員 数:1躯

    時 代:鎌倉時代

    由 来:現在のあま市甚目寺町にあった西網之坊という寺院の本尊です。

        鎌倉時代の作と考えられ時代性がよく表れています。

    第32号 木造地蔵菩薩坐像

    名 称:木造地蔵菩薩坐像

    員 数:1躯

    時 代:室町~江戸時代

    由 来:1915(大正4)年に名古屋市西区の医王寺より薬師堂に移された仏像です。

        地蔵菩薩像でありながら定印(手指の形の一種)を結んでいる特徴があります。

    拝観をご希望される方へ

     拝観をご希望される方は、西照寺のホームページより事前にご連絡ください。

       リンク:西照寺ホームページ(別ウインドウで開く)

    お問い合わせ

    愛西市役所 教育委員会 生涯学習スポーツ課(生涯学習グループ)

    電話:0567-55-7137 

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