愛西市中学生体験学習事業を終えて
- 更新日:2026年8月25日
令和8年度
市内6中学校の3年生を対象に、東日本大震災被災地などを視察する中学生体験学習を6月に実施しました。
生徒たちは、震災遺構や語り部の話を見聞することで、甚大な被災と復興の状況を自分の目で確かめる貴重な体験ができました。
今回の体験学習では、生徒たちが災害と向き合うために必要な視点を深く考える貴重な機会となりました。学術研究員による講義を通じて、被災地で人々が直面する現実や、命を守る行動の意味について理解を深め、災害は突然日常を奪うものであることを改めて実感しました。生徒たちは、意見を出し合いながら「自分の行動が誰かの未来を支える」という防災の本質に気づき、災害時にどう判断し、どう動くべきかを真剣に考えました。
今回の学びは、生徒一人ひとりの防災意識を確かなものとし、地域の安全を守る担い手として成長するきっかけとなりました。
学校としても、地域とともに災害に強い社会を築くための取り組みを今後も続けていきます。
| 日 程 | 学校名 | 生徒数 | 教員数 |
|---|---|---|---|
| 令和8年6月2日(火)~5日(金) | 佐織中学校、佐織西中学校 | 168名 | 21名 |
| 令和8年6月9日(火)~12日(金) | 永和中学校、立田中学校、八開中学校 | 137名 | 21名 |
| 令和8年6月16日(火)~19日(金) | 佐屋中学校 | 162名 | 12名 |
中学生体験学習に関する生徒アンケート
◆視察先について

◆一番良かった視察先は何ですか。


◆中学生体験学習を終えてから、防災への意識は高まりましたか。

◆中学生体験学習から帰ってから、家族で防災について話をしましたか。

◆前の質問で「話をした」と回答した方に質問です。家族で防災について話をしましたか。 (複数回答)

①南三陸旧防災対策庁舎

②気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館

③石巻南浜津波復興祈念公園(3.11メモリアルネットワーク語り部)


④ワークショップ


生徒の感想文を紹介します。
永和中学校
私は修学旅行での震災学習にて、自分にとっての日常が当たり前ではないということ、そしてここまで無事に育ててくれた両親のありがたさについて実感しました。向洋高校に今もなお残る風景を目にしたとき、穏やかな日常が一瞬にして崩れ落ちたことに言葉が出ないほど衝撃を受けました。毎日親に「行ってきます。」と伝えられて、友達と談笑できる日々は、かけがえのない貴重なものだと学びました。佐藤愛梨ちゃんの話を聞いたことや被災地を訪れた経験を生かし、今後は日頃から親・先生・友達・環境など全てに感謝しながら一日一日を大切に過ごしたいです。また、東日本大震災によって起こった出来事のような悲劇を繰り返さないために防災の意識をより高めていきます。
佐屋中学校
宮城県石巻市(東日本大震災被災地)で学んだこと。僕は、今送ることができている日常が当たり前ではないことに気づかされました。震災では、多くの死者や行方不明者が出て、また、建物なども大きな被害を受けました。大切な人や大切な物を理不尽に奪っていく残酷さを被災地で身をもって感じました。震災で娘を亡くされた佐藤美香さんは、こう語ってくださいました。「今送ることができている日常を当たり前として終えないでほしい。みんながこうして巡り会えたのも、きっと何かの縁があるから、今をしっかりと生きることが大切。」と。
僕は、今回の震災学習のワークショップで学び、今後生かしたいと思ったことは、「自分を守り、その上で他の人も守る」ことです。また、「時には自分の判断が正しいものなのか立ち止まって考えることで、パニックにならないようにする」ということも生かしていけると思いました。
立田中学校
震災から15年がたった今でも当時の様子が残っていました。元々、建物がたくさんあった場所が公園になっていたり、原っぱになっていたり、本当にすごい震災だったことが分かりました。実際に子どもを亡くされた佐藤美香さんのお話で胸が締めつけられる事ばかりでした。車が建物に衝突している場所なども見学してたくさんの事を学びました。いつ震災がきても対応できるようにハザードマップの確認や、避難所を家族と話し合います。
八開中学校
東日本大震災での、津波や火災の怖さなどを知ることができた。一つの判断ミスで、幼い命がたくさん失われたという話を聞いて心が痛くなった。どれだけ早く、正確な判断ができるかというのが大事だと思う。校舎の一番上のところが欠けていたり、3階のカーテンが燃えていたりして、津波の恐ろしさを知った。生徒が使っていた教科書などが散らばっていて、この地震が起こる前は当たり前にこの学校で暮らしていたんだなと思うと悲しくなった。今、親がいて、友達がいることは当たり前ではないと思い知らされた。いつ死んでもおかしくないこの人生を大切に生きたい。
佐織中学校
中学生体験学習事業で、東北地方の被災地を訪れました。実際の被害の様子を見学したり、当時の映像を見たり、被災された方々の話を聞いたりしました。そこでは、津波による被害の大きさや被災された方々の苦しみや悲しみを知ることができました。また、震災で家族を亡くされた方のお話を聞き、今私たちが家族と一緒に過ごせていることは当たり前ではなく、幸せなことだと改めて感じました。さらに、もし自分たちが災害に遭ったらどう行動したらいいかを考えるきっかけとなり、日頃から災害に備えることの大切さを学びました。今回の震災学習で学んだ震災の恐ろしさや被害を受けとめ、南海トラフ地震に備えていきます。そして、この学びを胸に刻み、災害が起きた際には自分の命を守るだけでなく、周りの人と助け合い、落ちついて行動できる人を目指します。
佐織西中学校
私たちは、東日本大震災体験学習を通して自然災害の恐ろしさや事前準備と訓練の大切さを学びました。現地では、壊れた校舎、散らばった教科書、転がった車を見たり、被災された方の話を直接聞いたり、大切な人やものを失う残酷さを改めて実感しました。また、しっかりと訓練を行った学校では、全員が助かったと聞き、日頃から震災に対する意識を高めることが重要だと思いました。南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないといわれている今、私たちができることは限られていますが、訓練や防災についての関心を一人一人が深めていき、細かいことから意識していきたいと思いました。
お問い合わせ
愛西市役所 教育委員会 学校教育課
電話:0567-55-7136
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