ジェンダーバイアスに気づこう!
- 更新日:2023年12月22日
ジェンダーバイアスって?
「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」
といった社会的または文化的につくられた性差による差別や偏見のことをジェンダーバイアスといいます。
性別によって役割や行動を期待されたり、容姿を評価されたりと、
社会のいたるところにジェンダーバイアスは存在しています。
性別による偏見や固定観念は社会に根深く残っていて、
多くの人が自身のジェンダーバイアスに気づいていません。
ジェンダーバイアスを体感してみましょう
以下のプロフィールを見て、みなさんはどのような人物をイメージしますか?
具体的に考えてみましょう。
① 交通機動隊の白バイ隊員 巡査長
② 子どもは8歳&4歳の育ち盛り 絶賛育児中
③ WBC世界王者を4回防衛 プロボクサー
④「親が単身赴任中です」
どのような人物をイメージしましたか?
みなさんは、①~④の事例でどのような人物をイメージしましたか。
親が単身赴任と聞いたときに、「まずは、父親を思い浮かべる」ということ自体に良い悪いはありません。ただし、「単身赴任という働き方を選択するのは、普通、父親だ」というジェンダーバイアスに気づかずに、単身赴任の母親に対して「え?母親なのに単身赴任? お子さん、かわいそうね…」といった言動が、母親や、家族を傷つけることがあるかもしれません。また、性別で任せる仕事を決めつけてしまい、成長やキャリアに影響を及ぼすことがあります。
性差=能力差という思い込み
・「運動部のマネージャーは女子」
・「生徒会長は男子、書記は女子」
・「力仕事や危険な仕事は男の仕事」
性別で任せる仕事や役割を決めつけていませんか。
「男性はこうあるべきだ」「女性はこうあるべきだ」と二つの性別で個人を枠にはめてしまうと、それ以外の性をもつ人の差別や偏見を強めてしまうことがあります。
色や形によるイメージ
「男の子はブルー、女の子はピンクを好む」という思い込みをもって子どもに接することで、「男の子はピンクを好んではならない、好むことは恥ずべきことだ」というメッセージを受け取ることになります。また、女の子にとってもブルーを好むことは、「男勝りで女の子らしくないと評価される」ことにもつながりかねません。
子どもの中にも「男らしい色」「女らしい色」というイメージが形づくられていくことになります。
言葉による固定概念
【イクメン】
【女子力】
【リケジョ】
【大黒柱】
【料理女子】
こういった言葉は様々な場面でよく使われますが、
その背後に「育児は本来女性がおこなうもの」「理系に進学するのは男性」
という思い込みがあります。
多くの場合、何げなく使っているものと思われますが、そうしたニュアンスが含まれた言葉であるということはぜひ知っておきましょう。
身近なジェンダーバイアスをなくすために
このように見ていくと、このちょっとした会話の中にもたくさんのジェンダーの言葉があることと普段、自分が何気なく話している言葉のなかにも、さまざまな無意識の思い込みがあるということにも気づかされます。いつでも、どこでも、誰にでも起こりうるものだからこそ、自分自身に「思い込み」や「きめつけ」がないか、自己認識を深めることが重要です。気づきのアンテナを立てることから始めてみましょう。
啓発チラシを作成しました
ジェンダーバイアスについてのチラシを作成しました。
こちらからご覧ください。
「気づこう!ジェンダーバイアス」チラシ
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愛西市役所 市民協働部 市民協働課
電話:0567-55-7113
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