男女共同参画関連用語解説(五十音順)
- 更新日:2022年12月19日
あ行
育児休業制度(いくじきゅうぎょうせいど)
育児に携わる労働者が仕事と両立を可能にし、多様な働き方を選択できるように考えられた制度のこと。性別に関わりなく利用することができます。
M字カーブ(えむじかーぶ)
女性の労働力率・就業率が、結婚や出産の時期に当たる年代に一度低下し、育児が落ち着いた時期に再び上昇すること。
LGBTQ(えるじーびーてぃーきゅー)
レズビアン(Lesbian、女性の同性愛者)、ゲイ(Gay、男性の同性愛者)、バイセクシュアル(Bisexual、両性愛者)、トランスジェンダー(Transgender、生まれた時の性別と自分で認識している性別が異なる人)、クエスチョニング(Questioning、自分のセクシュアリティを決められない、わからない、決めない人)の頭文字からなる言葉で、性的少数者の総称のひとつのこと。
エンパワーメント
社会や組織において抑圧されていた一人ひとりが、自身が置かれている状況の中で問題を自覚し、解決すべく自ら主体的に行動することによって状況を変える力をつけること。
か行
固定的性別役割分担意識(こていてきせいべつやくわりぶんたんいしき)
男女を問わず個人の能力等によって役割の分担を決めることが適当であるにもかかわらず、「男は仕事・女は家庭」、「男性は主要な業務・ 女性は補助的業務」等のように、男性、女性という性別を理由として、役割を固定的に分けて考え、その役割の遂行を期待する意識のこと。
さ行
ジェンダー
社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」、「女性像」があり、このような「社会的・文化的に形成された性別」のこと。
女子差別撤廃条約(じょしさべつてっぱいじょうやく)
「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」のこと。
女子に対するあらゆる差別を撤廃することを基本理念とし、具体的には、女子に対する差別を定義し、政治的及び公的活動、教育、雇用、保健、家族関係等あらゆる分野での男女の平等を規定しています。
女性活躍推進法(じょせいかつやくすいしんほう)
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」のこと。
女性の個性と能力が十分に発揮できる社会を実現するため、国、地方公共団体、民間事業主(一般事業主)の各主体の女性の活躍推進に関する責務等が定められています。
性的少数者(せいてきしょうすうしゃ)
性的指向(恋愛・性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念)や性自認(自分の性をどのように認識しているのかを示す概念)において少数である人のこと。
セクシュアリティ
人間における性的本能に関係する行動や性的ふるまいの総体のこと。
セクシュアリティは、①からだの性(戸籍などの性)、②性自認(こころの性)、③性的指向(好きになる性)、④性表現(表現する性)の主に4つの要素で成り立っています。
セクシュアル・ハラスメント
相手の意に反した性的言動(嫌がらせ)を行い、相手を不快な思いにさせること。
例えば、身体への不必要な接触、性的関係の強要、性的なうわさの流布、性的な冗談やからかいなど、様々なものが含まれます。
た行
男女共同参画社会(だんじょきょうどうさんかくしゃかい)
男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会のこと。
男女雇用機会均等法(だんじょこようきかいきんとうほう)
労働者が性別により差別されることなく、また、働く女性が母性を尊重されつつ、その能力を十分に発揮できる雇用環境を整備するため、募集・採用、配置・昇進等の雇用管理の各ステージにおける性別を理由とする差別の禁止や婚姻、妊娠・出産等を理由とする不利益取扱いの禁止等が定められている法律のこと。
デートDV(でーとでぃーぶい)
交際中のカップルの間で起こるDVのこと。身体的、精神的、経済的、性的暴力など暴力の種類はさまざまです。
DV(ドメスティック・バイオレンス)
家庭内暴力とも呼ばれ、家族の間で行われる身体的、精神的虐待行為などのこと。
例えば、身体的暴力(殴る・凶器を用いた脅し)、精神的暴力(暴言・無視)、経済的な制限(生活費をわたさない・仕事の制限)、性的な暴力(性行為や中絶の強要)などの行為が含まれます。
DV防止法(でぃーぶいぼうしほう)
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」のこと。
配偶者からの暴力に係る通報、相談、保護、自立支援等の体制を整備し、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図ることを目的とします。性別に関わらず、この法律の対象になります。
は行
パワー・ハラスメント
会社などで、職権などの権力や地位、人間関係を背景にし、人格と尊厳を傷つける言動を繰り返し行い、就労者の働く環境を悪化させる、あるいは雇用不安を与える行為のこと。
ポジティブ・アクション
男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会に係る男女間の格差を改善するため、必要な範囲内において、男女のいずれか一方に対し、当該機会を積極的に提供すること。
ま行
マタニティ・ハラスメント
妊娠・出産に伴う労働制限・就職制限・産前産後休業・育児休業によって業務上支障をきたすという理由で、精神的・肉体的な嫌がらせを行う行為のこと。
無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)
育つ環境や所属する集団のなかで知らず知らずのうちに脳にきざみこまれ、潜在的に持っているバイアス(先入観、思い込み、決めつけ)のこと。
ら行
リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
生涯にわたって、身体的、精神的、社会的に良好な状態であることと、それを決定できる権利のこと。
いつ何人子どもを産むか、産まないかを自分で選ぶ自由、安全な妊娠、出産、子どもが健康に生まれ育つ、思春期や更年期における健康上の問題など、生涯を通じた性と生殖に関する問題が含まれます。
ワーク・ライフ・バランス
仕事と生活の調和のこと。
国民ひとりひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できることをいいます。
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愛西市役所 市民協働部 市民協働課
電話:0567-55-7113
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