見に行ける!指定文化財(管粥)
- 更新日:2024年2月27日
市指定文化財 第8号「管粥」
日置町に所在する日置八幡宮では、毎年旧暦の1月15日にその年の農作物の豊凶を占う「管粥」が行われます。その歴史は古く、15世紀ごろから続くとされています。
前日に小豆と米、そして葭または竹の束を釜に入れ、ご祈祷の後に炊き上げます。
炊き上がった後、葭(竹)の束を取り出して、翌朝まで本殿に保管されます。
翌日は、午前6時ごろから小豆と米で作られた粥が振る舞われます。この粥を食べると夏病みしないとされ、毎年多くの方が鍋などを持参して訪れます。
続いて、葭を割って中に入った小豆や米の量などで豊凶を占う行事がはじまります。
日置八幡宮の管粥で占われる項目は、「田之部」12項目、「畑之部」18項目、「総世之中」の計31項目が占われます。占う項目には、レタスやトマト、米ではあいちのかおりなどもあり、時代によって豊凶を占う農作物が変化してきたと考えられます。
しかし、こうした農業に関する行事が続いているということは、農業が重要な産業である地域の特徴を物語る貴重な行事といえます。
管粥の結果 (※実行組合提供資料)
前日の祈祷の様子
当日の床の間に備えられた管
占いの様子(管割り)
占いの様子
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愛西市役所 教育委員会 生涯学習スポーツ課(生涯学習グループ)
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